入社のきっかけは
CMのフレーズ?
約38年前は県外で就職する予定でしたが、急遽山口県に戻って就職することになりました。今とは違いその頃は、就職活動ものんびりしていたような気がします。
そんなある日、たまたま会社の前を通りかかった時に看板を見たことがきっかけで、大村印刷の入社試験を受けることに。
当時、テレビやラジオのCMから聴こえてきた「情報産業をクリエイトする大村印刷です」というフレーズがなんとなく“かっこいいな~”と印象に残っていたのも決め手になったのかもしれませんね。

チャレンジャーに変身させてくれたのは、
「好き」という熱い気持ち

入社して4年後に自らの希望で東京へ転勤しましたが、最初のうちは慣れない環境にとても苦労しました。徐々に環境にも慣れ、大都会という新しい場所で新たな顧客に対する営業に、やりがいや面白みを感じられるようになりました。そんな頃「“食”が好き」という思いをきっかけにワクワクしながら、外食業界に飛び込み営業しました。印刷需要はどの業界にもあるので、自分の行きたいところに営業できるのも大村印刷の魅力ですね。
「提案し、仕事を受注する」という目的の前に、まず企業のキーパーソンと良好な関係を築くようにしていました。自由に提案ができるほどの状況をつくりだすことはとても難しかったですが、喜びでもありました。思い切って新規開拓に挑めたのは、やはり大村印刷の蓄積されたノウハウや知見、様々な印刷物を生産できる機械設備や人材などの武器があったからだと思います。競争の激しい東京で、あらゆる企業に自分自身を売り込み続けた29年間という月日が、常に新しいことに挑戦し続ける「自分というチャレンジャー」を作り上げてくれました。
新しい価値と
社員の豊かな人生を「創り出す」
私が担当役員を務める「プロダクション本部」は、企画・デザインやデジタル広告を絡めたプロモーションを立案する「クリエイティブ部門」とDTP全般の業務を行う「制作部門」のふたつに分かれています。「プロダクション」という言葉の通り、この部署のミッションは「創り出すこと」。紙媒体だけに留まらず、課題解決に適したデジタルツールの導入やいかにアイディアを具現化するかなど「新しい価値」をお客様に提供できるよう様々な業務に取り組んでいます。
また、所属する約60名の社員が「やりがいを感じる」「安心して働ける」「家族に誇れる」…。そう思える職場にできるよう、成果を正しく評価し、コミュニケーションと感謝の気持ちを忘れずに突き進み続けます。「これから何を創り出していくのか」。これが今の私に与えられた課題だと感じています。

地道なチャレンジを続け、
独自の提案で勝負していく

規模は小さくても確かな需要があるコンテンツをどうやって作るか、社会貢献にも繋がるコンテンツを山口県から全国に向けてどのように発信するか、という課題に私たちは挑戦しています。デジタルとアナログを融合したコンテンツで他社との差別化を図り、常に自社独自の提案で勝負できることをめざしています。
「ニッチを主流に」「偶然を必然に」していくために、小さな取り組みから一億円規模の事業に成長させられるよう、そして社員も会社もより豊かにしていくことを目標に掲げながらこれからも謙虚でさり気なく、地道にチャレンジし続けます。